上手に活用♪食品表示5:栄養成分表示|食選力アップ術[第77回]

2015.01.28 カテゴリー:食選力アップ術

今回は皆さんが普段意識されている
栄養成分表示」についてです♪

 

◎栄養成分表示って?

 

栄養に関して何らかの表示を行う場合
「健康増進法」によって標準的な表示
のルールが定められています。

 

表示方法が決められているのは
次の栄養成分です。

 

【3大栄養素】
・たんぱく質
・脂質
・炭水化物

 

【ミネラル】
・亜鉛
・カリウム
・カルシウム
・クロム
・セレン
・鉄
・銅
・ナトリウム
・マグネシウム
・マンガン
・ヨウ素
・リン

 

【ビタミン】
・ナイアシン
・パントテン酸
・ビオチン
・ビタミンA
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンB6
・ビタミンB12
・ビタミンC
・ビタミンD
・ビタミンE
・ビタミンK
・葉酸

 

◎どんな表示が必要?

 

エネルギー(熱量)、たんぱく質、
脂質、炭水化物(糖質及び食物繊維)
そしてナトリウムの順に、含有量を
記載するというルールがあります。

 

…………………………………

【栄養成分表示】
エネルギー      kcal
たんぱく質 g
脂質 g
炭水化物(糖質) g
ナトリウム mg
…………………………………

 

(参照)栄養成分表示から
内訳バランスを見るポイント
http://shokuiku-imagine.com/pastarticles/?p=797

 

ナトリウム含量から塩分を
計算する方法はこちら↓

(参照)
日本の塩分基準がさらに薄味に
→おなかやせの近道
http://shokuiku-imagine.com/pastarticles/?p=761


◎強調表示の見方は?

 

ノンカロリー
無糖
低脂肪
食物繊維たっぷり

 

などなど……

その栄養素が少ない、または、
含んでいることで健康アピールを
する場合にもルールが必要です☆

 

食品100g(液状食品は100ml)
または100kcalあたりに各栄養素が
基準値以上含まれている場合に
下記のような表示が許可されます。

※基準値はそれぞれ異なります。

こちらでご確認ください。

(参照)おしえてラベルくん
~健康増進法に基づく食品表示ガイド~
(平成24年5月作成) [PDF:16.4MB]
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin881.pdf

 

 

【高いことを表示したい】

例:高、多、豊富など

【低いことを表示したい】

例:低、ひかえめ、少、ライト、
ダイエットなど

【含むことを表示したい】

例:源、供給、含有、添加など

【含まないことを表示したい】

例:無、ノン、ゼロなど

ゼロと言いながら、実際にはゼロで
はなくごく微量は含まれていることも。

 

ついつい、強調表示に注目しがち
ですが、成分表示での注意点も。

 

500mlのペットボトルの成分表示は
100mlあたりで、低カロリーと思いきや
1本飲み切ると結構カロリーが高い。

 

低塩とあるが、1個あたりの塩分が
記載されていて、一度に複数個
食べると塩分が多くなった。

 

などなど。私達がしっかり見極めるか、
土台となる食をしっかり摂ることが
とても大切ですよ♪