日本の旬を知る・その25~冬/大寒~|おすすめ情報

2014.11.16 カテゴリー:おすすめ情報

****************************

~旧暦から日本の旬を知る~
季節と食材の豆知識
七十二候
 【冬編/大寒】

****************************

 

おなかやせメールは登録した時期に
よって読んでいただいている季節が
異なりますが、春から順にお伝え
しております。

 

———————————-
~冬~

立冬/小雪/大雪/冬至/小寒/大寒
今日は「大寒」の七十二候 ※最終回※
———————————-

 

【大寒】

一月中旬~二月初旬

早いもので、二十四節気の最後
大寒」の回となりました。
 

 

一年のうちで一番寒さが厳しい
時期ですが、これ以降、冬から
春へと移り変わってゆきます。

 

 

◎初候:款冬華さく
(ふきのとうはなさく)

[1/20~24ごろ]

 

寒い時期ではありますが、
地面の下で育ってきた
蕗の花が咲く頃です。

 

旬食材は小松菜です。
江戸時代初期に江戸川区の
小松川近くで栽培が始まった
ことが名前の由来だそうです。
 

体内でビタミンAに変わる
βカロテンや、鉄分、カルシウム
が豊富
に含まれています♪

 

 

◎次候:水沢腹く堅し
(みずさわあつくかたし)

[1/25~29ごろ]

 

沢の水が凍って厚くなる季節。
厚みのことを「腹」と書くのは
なんだか面白いですね☆

 

冬の分厚い氷と言えば、湖で
楽しむ「ワカサギ釣り」です♪

 

湖面に穴をあけて氷の下にいる
ワカサギを釣り上げる冬の風物詩。
まさに大寒にふさわしい光景です。

 

旬素材は水菜。京菜とも言います。
水菜を使った「ハリハリ鍋」は
特に有名で、昔は鯨肉を、今は
豚肉を使うことが多いようです。

 

 

◎末候:鶏始めて乳す
(にわとりはじめてにゅうす)

[1/30~2/3ごろ]

 

名前の通り、鶏が卵を産み始める
時期
を指しています。
 

この頃で有名なイベントは節分
季「節」を「分」けるとして、
立春・立夏・立秋・立冬の前日を
昔はすべて節分と呼んでいました。

 

大寒の次は立春。現在のように
立春の節分に豆まきをし始めた
のは、室町時代
と言われています。

 

豆(まめ)→魔滅(まめつ)

という読みをかけあわせて、豆で
悪い鬼を追い払う風習です。

 

旬食材は金柑。甘露煮が有名ですが
最近では生食用の甘い金柑が登場。
皮が薄く丸ごといただけて美味です♪

 

さて、今回の大寒をもって二十四節気、
七十二候のご紹介は完結します。

 

新聞もインターネットもない時代、
目の前にある季節の移り変わりを
つぶさに見つめ、伝え続ける
ことで
一年を楽しく健康に過ごす毎日。

 

いまの私達が忘れてしまったり、
知らずにいたりする日本の四季を、
しっかりじっくり味わいましょう♪
 

今後も他のテーマのメルマガを
楽しみにしていてくださいね☆