耳をすませば・・・オノマトペと咀しゃく力!| 食べかたのコツ[第4回]
2014.03.05 カテゴリー:食べかたのコツ
以前に、噛むことが大事!
ということをお伝えしました。
よく噛んで食べること!
子どものころからよく
言われていたものの、
いつのまにか回数も
数えなくなった……
という方も多いはず。
実際、毎回数えるのは
なんだか窮屈な感じですし
「噛んでいるつもり」で
食べ終えていることも。
パスタ、ラーメンなどの麺類は、
楽しんで食べていただきたい
のですが、噛まずに飲み込みがち
なので、頻度が多い人は
より一層噛むことが必要です。
では、咀しゃくを増やすために、
次のうちいくつか意識して…
というポイントをおさらい!
☆………………………………☆
・ひとくち30回以上噛む
・一度に口にいれる食べ物
の量を少なくする
・最低15分以上かけて食べる
・噛まずに食べられる液状の
食べ物を減らす
・自然と噛むことにつながるよう
粒状の穀物(米・雑穀)や
根菜などを食べる
・噛む音を意識して食べる
☆………………………………☆
このうち特にオススメはいちばん
最後にある「音を意識する」こと。
日本語はオノマトペ(擬声語)
がとっても豊かな言語です。
オノマトペは二種類。
擬音語(物が発する音)と
擬態語(状態を表すさま)です。
ポリポリ、シャクシャク、カリカリ
しっとり、さっぱり、ほくほく
食はオノマトペの宝庫!!
食べる時にオノマトペを意識すると
とても楽しくなります♪
とくに、擬音語に注目すると、
咀しゃくできているかがすぐわかる!
噛まないと音はしません。
つまり、擬音語が少ない食事は
咀しゃくが足りない可能性大!
また、同じ食べ物でも切り方や
調理法で音は変わります。
例えば、にんじん。
拍子切り、いちょう切り、乱切り
などなど、形を思い浮かべながら、
食べた時の音を想像してみましょう。
ポリポリ、さくさく、ゴリゴリ
耳をすませると、だんだん
楽しくなってきませんか?
これはお子さまが噛む回数を
増やすときにもとっても有効☆
もちろん大人にとっても同じですが
表現力も増していきます♪
和食に注目すると同時に、
日本語も見なおして楽しむと
食文化がさらにさらに深まります☆
ぜひ、耳をすませてお食事を!