上手に活用♪食品表示6:アレルギー表示・前半|食選力アップ術[第78回]

2015.02.01 カテゴリー:食選力アップ術

 

ご自身や身近な方が「食物アレルギー」を
お持ちであることも多いかもしれません。

 

アレルギー反応は不快な症状だけでなく、
生命に危険を及ぼすこともあります。

 

アレルギー表示」は、重篤なアレルギー
反応を防ぎ、安心して食べ物を選ぶため
にも必要です。では順にご紹介します!

 

◎食物アレルギーって何?

アレルギーとは、体に入った異物を認識し
体の外に出そうする反応のことで、
原因によって色々な種類があります。

 

その中で「食物アレルギー」は、
食べ物に含まれるたんぱく質が原因に
なって起こるものです。

 

【アレルギーの症状】
皮膚…じんま疹、湿疹
消化器…腹痛、下痢、嘔吐
鼻や眼の粘膜…涙、かゆみ
呼吸器…咳、呼吸困難

アレルギー症状が激しく起こり、対応
が遅くなると死に至る可能性がある
アナフィラキシーショック」には
注意が必要です。

 

◎どんなものが表示されるの?

食物アレルギーの発症数が多い食品は
原材料として表示する必要性も高く、
「特定原材料」として必ず表示する
義務があります。

 

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【特定原材料(7品目)】

卵、乳、小麦、落花生、
えび、そば、かに

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極微量でもアレルギー症状が出ること
がありますので、食品1kgに対して
数mg以上含まれるようであれば、
表示が必要になります。

 

「入っている可能性があります」
という表示は禁止されています。

 

食物アレルギーの発症数や重篤度
によって、随時見直されており、
特定原材料に準ずるものとして、
下記の食品は表示が推奨されます。

 

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【表示が勧められているもの】

いくら、キウイフルーツ、くるみ、
大豆、バナナ、やまいも、
カシューナッツ、もも、ごま、
さば、さけ、いか、鶏肉、りんご、
まつたけ、あわび、オレンジ、
牛肉、ゼラチン、豚肉

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アレルギーの原因(アレルゲン)は
たんぱく質ですが、肉・魚・卵・乳など
いわゆる「たんぱく源」以外にも、
果物やナッツ類も含まれます。

 

アレルギー患者さんの増加だけでなく、
アレルゲンの増加も気になりますね。

では、次回はアレルギー表示について
お伝えします。