健康日本21を再確認☆|おなかやせ理論[第73回]
2015.01.06 カテゴリー:おなかやせ理論
「野菜1日350g」は聞いたことが
あっても、「健康日本21」は
知らないなぁという方も多いのでは?
今回は日本の大事な健康政策である
「21世紀における国民健康づくり
運動(健康日本21)」の概要に
ついてお伝えします☆
◎健康日本21ができた背景
日本の少子高齢化はどんどん進み、
2007年から超高齢社会に突入。
65歳以上の人口の割合で示される
高齢化率は2015年に26.8%に上昇、
2060年には半分にも近い、約40%
になると言われています。
認知症やロコモティブ症候群など、
介護が必要になる方も増えると
される一方で、それを支える
生産年齢人口は減るばかりです。
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病気治療や介護の必要がないよう
健康寿命(※)を延ばすこと
ひとりひとりの生活の質
(QOL:Quality Of life)の向上
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これを実現するために健康日本21
が推進され、介護保険制度も開始
されたのです。
※ 健康寿命とは
おなかやせは健康寿命を伸ばす近道☆
http://shokuiku-imagine.com/pastarticles/?p=1490
◎9分野での目標設定
健康寿命を延伸し、介護を受ける方を
増やさないためには、生活習慣病を
改善することが重要!
そのために次の9つの分野で
さまざまな目標を設定しました。
※野菜1日350g食べよう!は
「栄養・食生活」分野の
数値目標のひとつでした。
1.栄養・食生活
2.身体活動・運動
3.休養・こころの健康づくり
4.飲酒(アルコール)
5.喫煙(たばこ)
6.歯の健康
7.糖尿病
8.循環器病(心臓病・脳卒中)
9.がん
◎第一次終了、第二次へ!
健康日本21を推進するために
「健康増進法」も創設され、
2000年から2012年まで第一次
健康日本21を展開しました。
2005年度に中間評価を実施、
2010年度から最終評価を行い、
その内容を踏まえて2013年より
第二次健康日本21がスタート。
健康寿命の延伸と健康格差の縮小
に重きを置いています。
これからますます地域の特徴を
活かした取組みが必要になります。
◎ひとりひとりの目標が大切!
体重など数値に都度一喜一憂するのは
オススメできませんが、3ヶ月、半年
など、中長期での目標設定は重要☆
健康日本21に9分野あるように、
一点集中するのではなく、自分の
健康を広い視野で捉えてみましょう!