いまさら聞けない?「抗酸化力」って?|おなかやせ理論[第67回]
2014.11.19 カテゴリー:おなかやせ理論
「抗酸化力(こうさんかりょく)」
いまではあちこちで聞くように
なりました。今回は抗酸化力って
何?という疑問にお応えします!
◎抗う=抵抗する
「抗う(あらがう)」とは、
抵抗する、逆らうという言葉です。
抗酸化に限らず、抗○○とあれば
○○に逆らうこと、アンチ○○と
表現されることもあります。
ちなみに、アンチエイジングは
抗老化、老化を防ぐ(抵抗する)
という意味ですね。
ただ、老化を完全に防ぐことは
不可能なので、「ゆっくりキレイ
に年を重ねる」スローエイジング
の方が自然だとも言われています。
◎そもそもは活性酸素を減らすこと
人間は酸素を吸って生きているので
体内に酸素は必ず取り込まれます。
エネルギーが体内で生まれる過程で
酸素が使われる際に、発生するのが
「活性酸素」で、酸化作用が強く
殺菌効果をもつと言われています。
酸素を取り入れることは不可欠で、
活性酸素も全く不要ではありません。
しかし、活性酸素が必要以上に増える
ことでさまざまな問題が起こります。
細胞の酸化=老化と考えられており、
活性酸素が増える、活発に働くと
細胞が老化しもろくなる(さびる)
と言われています。
そのため、活性酸素を増やさない、
除去するための「抗酸化作用」が
広く着目されているのです。
◎活性酸素による動脈硬化とは
悪玉のLDLコレステロールが
活性酸素によって酸化されると、
体はこれを「異物」だと認識。
免疫反応がはたらき、白血球の
一種であるマクロファージが
酸化LDLを取り込みます。
その処理が終わると、動脈の内側
にコレステロールとともに蓄積し
プラークというコブを作りますが
これを粥状動脈硬化と言います。
※沈着するコレステロールなどが
お粥のように軟らかいため、粥状
と表現されます。医学用語では、
アテロームとも呼ばれています。
◎活性酸素を手なづける抗酸化
動脈硬化の促進以外に、活性酸素
が細胞のがん化を進めることも
明らかになっています。
抗酸化作用とは、下記のような
さまざまな働きを総称したもの。
・活性酸素の発生を抑える
・発生した活性酸素を除去する
・活性酸素による酸化反応を
鈍らせる
・活性酸素によって傷ついた
細胞を修復する
【代表的な抗酸化物質】
・βカロテン(体内でビタミンAに)
緑黄色野菜に多い。
・ビタミンC
野菜、果物に多い。
・ビタミンE
種実類、魚介類、青菜、
油脂などに多く含まれる。
・ポリフェノール類
植物の色素や渋味、苦味など。
雑穀もポリフェノールが豊富です。
おなかやせメソッドでは自然と
脂質比率が下がり、雑穀や野菜
から抗酸化物質が摂れますよ☆
これからも毎日さりげなく続けられる
抗酸化(おなかやせメソッド)を
大切にしてくださいね!