こんなときどうする?~ストレスが原因の便秘~|食べかたのコツ[第54回]

2014.10.30 カテゴリー:食べかたのコツ

ごはんや雑穀も増やしている
水分もしっかり摂っている
おなかのマッサージもしている

なのになかなか便通が改善しない。

 

そんな方はもしかしたらストレスや
環境の変化で起こりやすい
「けいれん性便秘」かもしれません。

 

◎けいれん性便秘って?

腸のぜんどう運動が鈍いのではなく
過剰に反応しすぎている状態で、
便がうまく押し出されないのです。

 

主な原因は「自律神経の乱れ」です。

自律神経は次の2つです。

アクティブになる交感神経


リラックスする副交感神経

 

状況に応じて切り替わりながら
バランスを保っていますが、
このバランスが崩れると、心身に
さまざまな影響が現れます。

 

また、けいれん性便秘の場合、
便秘と下痢を繰り返して
過敏性腸症候群になることも。

 

 

▼過敏性腸症候群とは?
腹痛や腹部の不快感と共に
便秘や下痢が長く続く病気

 

◎どうしたらいい?

 

腸の緊張を取り除くことが一番!

なので、便秘薬を服用している場合、
大腸を過度に刺激してしまうので
逆効果かもしれません。

 

食べたり食べなかったりなどの
ムラ食いは胃腸への負担を招くうえ
腸への刺激も一定ではなくなって
しまいます。

 

自律神経を整えるためには、
まずはリズムのある食事が重要。

 

便がスムーズに排泄されるよう、
ネバネバ系の食べ物で水溶性
食物繊維も摂りましょう。

 

また「出ないかも」という不安も
悪影響につながりますので、
気持ちをゆったり保ってくださいね。