こんなときどうする?~骨を強くしたい~|食べかたのコツ[第51回]
2014.10.25 カテゴリー:食べかたのコツ
「骨密度」と聞いたことがあっても
具体的に何を表しているのか、
よくわかっていないかも……
という方もおられるかもしれません。
元氣に過ごすためには骨を強く
しておくことが大切☆
今日は骨の健康についてです。
◎骨密度って何?
骨にはカルシウム、リンなどの
ミネラルが含まれています。
これらのミネラルをまとめて
「骨塩」と呼びます。
骨密度とは、骨に占めるミネラルの
総量(骨塩量)を表し、どれくらい
隙間なく骨が詰まっているかの指標。
ただし、骨密度のピークは20代始め。
年齢と共に下がってしまうので、
骨密度はピークを高めておくと同時に
できる限り下げないことが重要です☆
◎骨粗鬆症って?
骨密度が低いと骨がもろく
なってしまいます。
骨粗鬆症の「鬆」の漢字は、
すが入る、スカスカという意味を
表しています。骨が粗くスカスカで
骨折しやすいのが骨粗鬆症です。
骨粗鬆症それ自体が怖い、というより
骨折しやすく治りにくい状態が、将来
介護の必要度を高めてしまうという
危険性が問題なのです。
◎骨の健康にも雑穀ごはん+味噌汁
骨の主な材料カルシウム・たんぱく質
をしっかり吸収するためには、単に
摂取量を増やすだけではダメ……。
炭水化物を極端に減らすと、カロリー
不足を補うためにたんぱく質を使い、
骨の方に使われなくなることも。
また、そもそも必要な栄養素を吸収
するのにきちんと消化できることが
必要です。まずは胃腸力が重要!
その他こんな栄養素・食品も骨の
健康には有効です☆
・ビタミンD
カルシウムの吸収を高める
きのこ類(干ししいたけ、きくらげ)
鮭、しらす干しなど
・ビタミンK
骨の形成に必要なビタミンです。
青菜、納豆、海藻などに豊富。
・大豆製品
カルシウム豊富な食品は牛乳以外も。
木綿豆腐、高野豆腐、がんもどきなど。
雑穀ごはん+味噌汁を軸にした食事は
自然に骨を丈夫にする内容にも!
骨のためにも穀物をしっかりと◎