こんなときどうする?~水溶性食物繊維も不足解消♪|食べかたのコツ[第48回]
2014.10.14 カテゴリー:食べかたのコツ
前回お伝えした不溶性食物繊維。
今回は水溶性食物繊維について
特長をお話しますね♪
◎水溶性食物繊維のはたらきは?
水分を含むことで膨張して
ゼリー状になる(ゲル化)ので、
食べ物をゆっくり運んでくれます。
この働きで、小腸での糖の吸収を
おだやかにし、コレステロールの
吸収も防いでくれるのです♪
よって、糖尿病や脂質異常症の
予防や改善に役立つとされています。
◎水溶性はどんな食べ物にある?
水溶性食物繊維はペクチン、
ヘミセルロースなどがあり、
どろどろした粘りのある状態を
作り出します。
果物(特に熟したもの)や海藻、
そして不溶性に続き、こちらも
雑穀にもたっぷり含まれます♪
また、具だくさん味噌汁を添えて
さらに繊維量を増やせますね☆
◎人工的な水溶性食物繊維
よく「血糖値が気になる方に」や
「糖と脂肪の吸収を抑える」と
されているトクホ(特定保健用食品)
に含まれているのが……。
難消化性デキストリン
デキストリンはでんぷんの一種。
主にとうもろこしのでんぷんを
原材料とし、でんぷんを分解する
酵素であるアミラーゼを加えて
加水分解をします。
※加水分解とは
水を加えることで化合物が
分解されることです。
その結果、消化されにくい部分を
取り出して加工しており、字の通り
「消化され難い」でんぷんを
人工的に製造しているのです。
トクホを活用するのも良いかも
しれませんが、できれば食事の中で
自然と食物繊維を増やしたいですよね。
雑穀たっぷりのご飯
+具だくさん味噌汁は
食物繊維の宝庫♪
もちろん着火剤となるビタミンや
ミネラルもたっぷりです☆
雑穀が苦手…という方でも、始めやすい
のが大麦です。水溶性だけでなく不溶性
もたっぷり含まれていますよ☆
ブレンド雑穀に加え、色々な種類を
加えて楽しんでみてくださいね。