こんなときどうする?~ビタミンを効率よく!~|食べかたのコツ[第43回]

2014.10.08 カテゴリー:食べかたのコツ

 

ビタミンは、ミネラルと並ぶ大事な
副栄養素ですがどうにも不足しがち。

 

なぜ不足するのか、その理由と不足
を補う方法を考えてみましょう!

 

◎そもそもビタミンとは?
 

 

ビタミンは体にとってカロリーや
材料にはなりませんが、潤滑油
のような役割と言われています☆

 

必要量はすごーく微量でも、体の
様々な機能を調節してくれます。

 

発見された順番にA、B、C……と
アルファベットがついています。
 

 

後になって「ビタミンじゃない」
とわかったものは現在使われて
いません(F、Gなど)。

 

水溶性脂溶性の2種類があり、
一部のビタミンは体内で合成でき
ますが、基本的には食事から
摂る必要
があります。

 

◎ビタミンが不足する理由

 

ビタミンが不足する理由は様々。
いちばん大きな理由は調理です。

 

水溶性ビタミンは名前の通り
水に溶けるため、食べ物を
ゆでたりするとゆで汁に
溶け出てしまいます。
 

 

また、熱や光で分解されたり、
酸に弱いビタミンもあります。

 

そんなことを全部気にして
いたら何にも調理せず
そのままが良いのでは……
と思われるかもしれません。

 

でも、アクが強い、冷たいまま
の食材ばかりだと体を冷やす
など、デメリットもあります。

 

オススメの方法は、食材自体の質に
こだわりながら、調理による変化を
ある程度割りきってしまう
こと。
 

 

次のような工夫をすれば安心です♪

 

 

◎具体的な対策とは?

・質にこだわる

高いものというよりは、のもの。
あまり加工されていないもの
選ぶようにしましょう。

 

・最低限の調理を

ゆでるなら少量のお湯で、または
蒸し器を使うなど、工夫をすれば
水に溶けだしにくくなります。

 

・生で美味しいものも摂る

たとえば旬の果物や野菜など
加熱しなくても美味しく
食べられるもの
を上手に
摂り入れましょう♪

 

・しっかり量を確保!

美味しく食べることが基本♪
旬野菜を具だくさんの味噌汁
すればたっぷりビタミンを摂る
のも取り組みやすいですね☆

 

ビタミン・ミネラルは種類も多く
とっても奥の深い内容ですが、
ひとつひとつにこだわるよりも、
全体的に底上げすることが大切。

 

「最近の野菜は栄養価が低くて…」
と言う前に、食選力と食べ方で
できるところから底上げを☆