栄養が吸収されたそのあとって・・・・・・?|おなかやせ理論[第61回]
2014.09.01 カテゴリー:おなかやせ理論
以前に消化吸収が大切!という
ことで三大栄養素が口から入り
小腸で吸収されるまでの流れを
お伝えしました(Vol177~179)。
今回は小腸で吸収された栄養素が
そのあとどうやって体内を
移動しているかをお話します☆
◎小腸からの吸収って?
小腸の内側はヒダ状になっており
そのヒダは絨毛(じゅうもう)と
いう1mmの突起で覆われています。
実は、この絨毛突起自体がさらに
微絨毛というまた小さな突起で
覆われているのです!
ここまで運ばれてきた栄養素は
微絨毛の表面にある酵素の働きで
最小単位に分解されたあと、
すぐに微絨毛から吸収されます。
◎血管とリンパ管、どちらを通る?
微絨毛の内側には毛細血管と
リンパ管があります。
吸収された栄養素が血液に溶けるか
リンパ液に溶けるかによって、血管
とリンパ管のどちらに入るかが
異なってくるのです。
【血液に溶ける栄養素】
小腸の毛細血管→門脈→肝臓
→下大動脈→心臓→全身へ
糖(もとは炭水化物)
アミノ酸(もとはタンパク質)
ミネラル
水溶性ビタミン
一部の脂肪酸
【リンパ液に溶ける栄養素】
小腸のリンパ管→胸管
→鎖骨下静脈→心臓→全身へ
脂肪
脂肪酸
脂溶性ビタミン
◎栄養素を全身で使うにはまず消化
必要な栄養素が全身へ運ばれて
使われていく流れがわかりましたね☆
栄養素が全身へと行き渡るためには
血液・リンパ液の流れが良いことが
大切です。血流や水分代謝を良く
しておきましょう。
そして何より、小腸できちんと吸収
できるように、食べ物をしっかりと
消化しておくことがキホンです☆
生命力の高い食材を見極める食選力
で、口から入る栄養の質を高める
ことはできますが、同時に、食べ方
も整えることがとても重要ですね♪