牛乳・乳製品は飲んじゃダメ!?|食べかたのコツ[第30回]
2014.08.18 カテゴリー:食べかたのコツ
「牛乳・乳製品」と聞くと、
健康に良い食品のひとつとして
捉えている人が多いと思います。
実際に…牛乳の長所は色々あり
摂ってはいけない食品とは決して
言い切れません。
ただ、どんな食品も人間と同じで、
長所と短所の両側面があります。
中立的な立場で両方を知った上で
どう選ぶかが重要。今日は牛乳・
乳製品について考えてみましょう☆
◎長所その1
吸収されやすいカルシウム
牛乳や乳製品に含まれるカルシウムは
CPP(カゼインホスホペプチド)
という成分のおかげで、吸収率が高い!
これが、牛乳・乳製品がカルシウム
良い供給源と言われる理由です。
◎長所その2
手軽に飲みやすく食べやすい
牛乳であればコップに注いで飲むだけ。
チーズはつまむだけ、焼いてもOK。
ヨーグルトは飲み物としても、果物に
添えてデザートとしても摂りやすい。
だからこそ、手軽にとりいれやすい
カルシウム源として浸透してきました。
◎短所その1
飽和脂肪酸が多い
牛乳・乳製品には脂質が含まれ、
飽和脂肪酸という、摂り過ぎると
コレステロールの増加につながる
脂肪酸が多くを占めています。
良い面もありますが、カルシウムの
ためだからとむやみに摂り過ぎると
必要以上に飽和脂肪酸も摂り過ぎる
可能性があるので気をつけましょう。
◎短所その2
おなかがゴロゴロしやすい
牛乳には乳糖という成分が含まれて
いますが、日本人はこの乳糖を
分解する酵素が少ない、または、
働きが弱い人が多いとされています。
よく牛乳を飲むとおなかがゴロゴロ
するというのは、うまく消化できて
いない証拠(乳糖不耐症)です。
牛乳を温めると大丈夫という人も
いますが、無理に頑張って飲む必要
はありません。カルシウムの多い食品
を他にしっかり摂れば大丈夫です☆
◎ポイント
重ねどりに注意!
牛乳、ヨーグルト、チーズ、
バター、マーガリンなど……
明らかに見た目で乳製品とわかる
食べ方だけではなく、加工食品中に
さりげなく入っていることも多い
のが乳製品の特徴でもあります。
パンやクッキー、カフェオレなど、
牛乳が関わっているな~と思われる
ものを1日の中で摂り過ぎない。
それだけでも偏りがなくなりますよ♪