消化吸収が大切!~たんぱく質編~|おなかやせ理論[第57回]
2014.08.12 カテゴリー:おなかやせ理論
たんぱく質は筋肉や骨、臓器、
さらにはホルモンや酵素の材料
になる大切な栄養素です。
では、たんぱく質はどのように
消化吸収されていくのでしょう?
◎消化が始まるのは「胃」
たんぱく質の消化は胃から開始。
しっかり咀しゃくしておかないと、
胃での消化に負担がかかります。
胃液に含まれる胃酸(塩酸)と
消化酵素・ペプシンによって
ペプトンに分解されます。
◎十二指腸通過中にさらに分解
炭水化物の時にお伝えしましたが
胃から十二指腸に押し出された
食べ物には、胆汁とすい液が
混ざりさらに消化が進みます☆
すい液に含まれる消化酵素である
トリプシンが、ペプトンを
ポリペプチドへと分解します。
◎小腸でさらに消化&吸収!
小腸からはペプチダーゼという
消化酵素が分泌されており、
ポリペプチドはアミノ酸へ。
小腸の毛細血管から吸収されて
いくのです♪
たんぱく質は、必要に応じて
エネルギー源にもなってくれます。
でも、そうすると、体の材料
として使うべきたんぱく質
が少なくなってしまうことも。
また、2種類のたんぱく質(下記)を
バランスよく食べていくことで、
体に必要なたんぱく質を合成する
必須アミノ酸を満遍なく摂れます。
動物性(肉、魚、卵、乳製品など)
植物性(大豆、穀物、野菜など)
◎消化吸収のポイント
おかず中心の食事はたんぱく質が
増え、胃での消化活動も増えます。
さらに、脂質が多めだと、消化は
ゆっくりになり、胃に食べ物が
停滞する時間が長くなります。
例えば、夜遅い時の食事では、
たんぱく質を少なめにしましょう。
ご飯とお味噌汁を中心に☆