たんぱく質の「質」を考えてみる|おなかやせ理論[第54回]
2014.07.31 カテゴリー:おなかやせ理論
三大栄養素のひとつ、たんぱく質は
筋肉や骨、血液など、体を作る材料
としてとても大切☆
今日はたんぱく質の「質」について
考えていきましょう☆
◎アミノ酸スコアで質がわかる!
たんぱく質を構成しているのは
「アミノ酸」で20種類あります。
そのうち9種類は食事から摂る必要
がある「必須アミノ酸」、他の種類
は体内で合成することができます。
いわゆる「たんぱく源」と呼ばれる
肉、魚、卵、大豆(大豆製品)、
牛乳・乳製品の中には、複数の
アミノ酸が含まれています。
食品に含まれる必須アミノ酸の
バランスを点数化したものが、
アミノ酸スコアです。
9つの必須アミノ酸の必要量を算出
した「アミノ酸評点パターン」と
各食品のアミノ酸比率を比較します。
アミノ酸スコアが100点に近いと
必須アミノ酸のバランスが良い、
つまり良質のたんぱく質と言えます。
◎お米と大豆が良いコンビ!
9種類の必須アミノ酸をすべて
取り揃えているたんぱく質は貴重☆
たんぱく源は比較的アミノ酸スコアが
高めですが、主食となる穀物はやはり
100点には及びません。
でも、小麦が37点のところ米は65点◎
その食品の中で最も不足している
必須アミノ酸を「制限アミノ酸」、
一番不足しているものは
「第一制限アミノ酸」呼びます。
穀物の第一制限アミノ酸である
「リジン」が豊富なのは大豆製品!!
ご飯+味噌汁
ご飯+納豆
ご飯+豆腐
なじみ深い組み合わせは、栄養面
でもベストマッチングなのです◎
◎アミノ酸スコアだけでもダメ
動物性食品は比較的アミノ酸スコア
が高いものが多くなりますが、
飽和脂肪酸が多い食品も少なからず
あるので、偏らないことが大切。
また、いくらアミノ酸スコアを高く
していても、代謝力や排出力に
必要な副栄養素が不足しても×、
胃腸力が衰えても×です。
◯◯だけを考えるのではなく、
全体のバランスも意識して
カラダがもつ本来の機能を
フル活用しましょう!