「バランス」は難しいから「◯◯だけ」がわかりやすい|おなかやせ理論[第49回]

2014.07.21 カテゴリー:おなかやせ理論

 

健康によい食事の条件と言えば、
きっと9割の方がこれを挙げます。

 

「バランスの良い毎日の食生活」

 

では「バランスが良いって何?
具体的にお答えください、
3、2、1……どうぞ!!
って、ちょっと意地悪でしたね▼

 

「バランス」だけではなく、
「健康」や「食育」の定義も
ややあいまいで人それぞれ。

 

その分、誰が聴いても誤解なく
早く伝わりやすい情報に注目が
集まることもしばしばです。

 

確かにロジックは正しいけれど
色々な背景を考察せずにいる。

そんな情報が流行するのを見ると
とてもヒヤヒヤ落ち着きません。

 

 

◎なんとか制限食には飛びつかない

糖質(炭水化物)や脂質、塩分。

医療機関から理由があって制限を
受ける栄養成分は色々あります。

 

でも、アレルギー物質など生命を
脅かす物質でない限りは、どれも
制限というより「適量に抑える」
ことが求められています。

 

本来はどの成分も体にとって
ある程度は必要なもの。

 

 

摂り過ぎ、摂らなさ過ぎで偏り
が続いた結果、体への悪影響が
生まれてしまうのです。

 

 

◎栄養成分はチームで働く!

まるで野球のチームのように、
様々な栄養成分は体の中で
お互いに連携しあっています。

 

それぞれのポジションでしっかり
役目を果たせていれば、ちゃんと
健康を実現することができます。

 

ポイントは、2つ。
・役割を明確にすること
・同じゴールを見ること

 

炭水化物を悪者にする諸説もあり
ますが、脳や体のエネルギーになる、
という大切な目的を無視して、
血糖値と結びつけるだけで終わる。

 

血糖値は炭水化物だけで上がる
訳ではなく、ストレスやイライラで
分泌されるホルモンでも上昇します。

 

そして、「健康を実現する」という
同じゴールを見ていれば、制限が
かえって健康に良くないことに
はたと気づくことにもなります。

 

長所も短所も含めて役割を認める。
それぞれの特長を大切にゴールを
目指す。栄養や健康も人と同じです☆