食選力を鍛えよう☆野菜のあれこれ豆知識〜その2〜|食選力アップ術[第62回]

2014.12.09 カテゴリー:食選力アップ術

**************************
食選力を鍛えよう!
野菜のあれこれ豆知識
 
〜その2〜 ポリフェノールって?
**************************

 

健康・食育シニアマスター
管理栄養
士の松岡 まことです。

 

その1では緑黄色野菜の定義や
野菜のもつパワー
について
お伝えしました☆

 

今回は、野菜が持つ機能性成分
である
ポリフェノールについて
の豆知識をお届けします☆

 

 

◎ポリフェノールってなに?

ポリフェノールと聞くと、
赤ワインを思い浮かべる方も
多いのではないでしょうか?

 

ポリフェノールとは、植物の色素や
苦味、渋味の成分の総称
で、
自然界に5000種類以上存在する
機能性物質です。

 

強力な抗酸化作用を持っており、
さまざまな生活習慣病の予防にも
効果的であるといわれています♪

 

では、代表的なポリフェノールについて
まとめていきましょう。

 

◎色素成分

 

・アントシアニン
ブルーベリーや黒米、黒豆などの
紫色の色素

 

・クルクミン
ウコンに含まれる黄色の色素

 

・ケルセチン
玉ねぎ(主に皮)に多い茶色の色素

 

 

◎辛味成分

 

・イソチオシアネート
大根おろしなど辛味成分で、
殺菌作用があります。

 

時間が経つと蒸発してしまう性質
(揮発性)があるため、大根を
すりおろしてからしばらく経つと
辛味が消えてしまいます。

 

ちなみに、生の大根のビタミンCも
おろしてから次第に消失するので、
大根おろしは食べる直前に作った方が
美味しく栄養価も高くなります☆

 

 

◎苦味・渋味成分

 

・タンニン
お茶や柿などの渋味成分。
引き締める効果があるので、
化粧品などに使われることも。

 

・カテキン
植物の渋味や苦味成分で、
緑茶に最も多く含まれています。

 

 

◎ポリフェノールの上手な摂り方


ポリフェノールは水に溶けやすい

成分で、摂取してから比較的短い
時間で抗酸化作用を発揮します。

 

ただ、その持続効果は2~3時間と
短かく、体内に蓄積されないので、
こまめに摂取するのが効果的です☆

 

たとえば、1日3回具だくさん味噌汁
摂り入れるのもひとつですね♪

 

明日は、便利な冷凍野菜の活用や
栄養などについてお伝えしますね☆

 

《松岡まことさんのホームページ》
「日本の子どもはごはんとみそ汁で育てる」
http://www.genkigohan.info/