食選力を鍛えよう☆野菜のあれこれ豆知識〜その1〜|食選力アップ術[第61回]
2014.12.08 カテゴリー:食選力アップ術
**************************
食選力を鍛えよう!
野菜のあれこれ豆知識
〜その1〜 緑黄色野菜の定義って?
**************************
みなさん、はじめまして!
健康・食育シニアマスター
管理栄養士の松岡 まことです。
大阪を拠点に活動しています。
病院栄養士の経験を経て、現在は
乳幼児を持つお母さんを中心に、
子どもの食事相談や栄養相談を
主に行っています。
そして子供だけでなく、大人にも
健康的な食生活になってほしい
という思いで日々活動しています。
よろしくお願いいたします!
「健康のために野菜は大切です。
野菜をたくさん摂りましょう」
と、よく耳にしますよね。
どんなことに気をつければ良いのか、
3回にわたって野菜のあれこれ
豆知識をお届けいたします☆
◎「緑黄色野菜」ってなに?
野菜は大きく「緑黄色野菜」と
「その他の野菜」に分けられます。
緑黄色野菜の定義は……
カロテンを可食部100g中に
600μg(マイクログラム)以上
含む野菜(厚生労働省による)
一般には、緑色や黄色・赤色など
色の濃い野菜とされ、切った断面も
濃い色をしているのが特徴です☆
その他の野菜には、淡色野菜や
根菜類などがあります。
大根やかぶはその他の野菜に分類
されますが、大根の葉やかぶの葉は
緑黄色野菜に属します。同じ野菜でも
部位によって分類が変わります☆
◎野菜のすすめ
野菜には、免疫力や代謝を高める
ビタミンやミネラルはもちろん、
腸内環境を整えてくれる食物繊維も
豊富に含まれています。
特に、根っこである根菜類は、
食物繊維が多いだけでなく、
植物の生命線であり、体を温める
作用など力強さがあります☆
サラダなどで生野菜も美味しく
いただけますが、生食が難しい
緑黄色野菜や根菜類も
意識して摂ってくださいね♪
◎色にはパワーがある!!
ほうれん草・にんじん・かぼちゃなど
緑黄色野菜は、色鮮やかで食卓を
彩りよく華やかにします☆
黄、オレンジ、赤などの色素成分は、
カロテノイドと呼ばれています。
代表的なカロテノイドはβ―カロテンや
トマトなどに含まれるリコピンなどで、
抗酸化作用、老化やがん予防に良い
と言われています。
カロテンの特徴は脂溶性であること。
油類と一緒に摂取した方が吸収が
良くなるので、炒めものや揚げもの
などもとり入れていましょう♪
次回は、最近注目されている、
野菜が持つ機能性成分の
ポリフェノールについて
お伝えします☆
《松岡まことさんのホームページ》
「日本の子どもはごはんとみそ汁で育てる」
http://www.genkigohan.info/