新米の季節・・・古米も楽しんでみては?★米屋さんのおコメばなし|食選力アップ術[第42回]
2014.09.02 カテゴリー:食選力アップ術
★米屋さんのおコメばなし
おなかやせに欠かせない食材
「お米」の豆知識をお届け!
◎今日の「米屋さんのおコメばなし」
皆さん、おはようございます。
原宿で唯一の米屋、
お米マイスター五ツ星の
小池精米店・三代目、
小池理雄(ただお)です。
さて今日のテーマは
「古米」についてです。
8月から続々と新米が各地から
出て店頭に並び始めます。
一方で昨年に栽培されたお米は
この時点では「古米」に分類されます。
業界の慣習になるのですが、梅雨を
越したお米は「古米」と分類します。
例えば「新潟コシヒカリ」を梅雨明け~
9月までの間にお買い求めになる場合
古米としての「新潟コシヒカリ」にしか
出会えないのです。
弊社のお客様からは8月半ば過ぎに
なると「新米はありますか?」という
お問い合わせが多くあります。
普段召し上がっているお米よりも、
新米の方がいい…という方には
この時期に出てくる九州や四国、
関東の新米をご提案しています。
さて…改めて「古米」と表現すると…
あまりいいイメージがありません。
しかし、お寿司屋さんでは
「古米の方がお酢をよく吸う」
ということで好んで古米を使う
お店もあります。
最近ではあまりいらっしゃいませんが、
以前は一般のお客様でもわざと
古米をお買い求めになる方も
おられました。
古米の方が水を良く吸いこんで
「炊き増え」するという理由でした。
最近は以前と違って流通過程で
温度・湿度の管理がしっかり
なされているので、昔ほど極端に
古米だからといって食味が落ちる
わけではありません。
新米と古米を食べ比べしてみる
のも楽しめそうですね!