日本の旬を知る・その19~秋/霜降~|おすすめ情報

2014.10.16 カテゴリー:おすすめ情報

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~旧暦から日本の旬を知る~
季節と食材の豆知識
七十二候
 【秋編/霜降】

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おなかやせメールは登録した時期に
よって読んでいただいている季節が
異なりますが、春から順にお伝え
しております。

 

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~秋~
立秋/処暑/白露/秋分/寒露/霜降
今日は「霜降」の七十二候
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【霜降】

十月中旬~十一月初旬
 

山の奥で霜が降りる季節。
紅葉が始まり朝晩もぐっと
冷え込み始めて次第に
着る服も変わってきますよね。
 

◎初候:霜始めて降る
(しもはじめてふる)

[10/8~12ごろ]

 

一年の中でも霜が始めて降り、
冷え込みが目立つ頃ですね。

 

「ほっけの開き」は居酒屋の定番
メニューですが、実はほっけの旬は
この頃と春先なのです。

 

干物以外にも、すり身にしても
美味です☆旬野菜と一緒に団子
にして汁物に入れても良いですね!
 

 

◎次候:時雨時施す
(しぐれときどきほどこす)

[10/28~11/1ごろ]

 

時雨とは、この時期、秋の終わりから
冬の始まりに降る、通り雨
のこと。

 

ちなみに貝のむき身や牛肉などに
生姜を入れて煮詰めたものを
時雨煮と呼びます。

美味しいご飯のおともですね♪
 

旬食材はきんき(きちじ)です。
金目鯛とよく似た赤い見た目に
大きな目と脂の乗った白身ですが、
カサゴの仲間で鯛ではないのです。

 

◎末候:楓蔦黄なり
(もむじつたきなり)

[11/2~6ごろ]

 

楓(かえで)と書きますがここでは
もみじと読んでいます。

 

寒暖の差が激しく朝晩ぐっと
冷え込む秋は紅葉が美しく、
特に赤が映える
と言われます。

 

旬食材はさつまいもです。
落ち葉を集めて焚き火をし、
そこで焼き芋を作る。

 

そんな光景も今では珍しく
なってしまいましたが、
季節を味わう自然な営みですね。
 

早いものでこれで秋は終わりです。
次回は「冬/立冬」についてです。
楽しみにお待ちくださいね♪